ExcelをPDFにオンラインで無料変換
どのスプレッドシート変換ツールでも.xlsxをPDFに変換できます。しかし、実際に読みやすいPDFにしてくれるものはほとんどありません。その理由は、Excelで印刷設定を行う必要がなかったからです。ファイルには印刷範囲もページの向きも拡大縮小も設定されていません。Excelではそれらが求められなかったためです。そのため、変換ツールはファイルを受け取ると、列を縦長の帯に分割し、順番に印刷してしまいます。
68ページ問題の実例
実際の11シートのワークブックを有名なオンライン変換ツールで試したところ、68ページになりました。1ページ目にはA列だけが表示され、行ラベルのリストだけで値はどこにもありませんでした。数字はページをまたいでバラバラに配置され、68ページ中22ページはほとんど空白でした。同じワークブックをこのツールで変換すると21ページになり、各ページでラベルと値が一緒に表示されます。
「1ページに収める」は間違った解決策
一見正しいように思えますが、実際に測ると違います。22列のシートを1ページに収めると、文字サイズは3.7ポイントになり、技術的には1ページですが誰も読めません。この変換ツールは、文字が本当に読める最小限のページ数を自動で計算します。そのシートの場合、10ページに分断されるのではなく、4ページで読みやすく収まりました。変換前に列幅から計算するため、追加の手間はありません。
ワークブック単位ではなくシート単位で判断
ページの向きはシートごとに自動で選ばれます。幅広いデータ表は横向き、メモ用の細いタブは縦向きになります。ヘッダー行はすべてのページで繰り返されるので、4ページ目でも列の意味が分かります。罫線がないシートにはグリッド線が追加されます。Excelは画面上にグリッド線を表示しますが、印刷はしません。そのため、アプリで見たときは問題なくても、PDFではテキストが浮いて見えてしまいます。空白のシートは無駄な空ページとして出力されません。
すでに印刷設定済みなら、そのまま変換
印刷範囲や1ページに収める設定、カスタムスケールがあるシートは、その通りに変換されます。ツールはあなたの意図を読み取り、余計な変更はしません。設定は最優先で尊重され、勝手に上書きされることはありません。
その他、引き継がれるもの
数式は計算済みの値として出力され、スプレッドシートのPDFとして正しい形になります。セルの色や結合セルも保持され、複数シートもそれぞれ独立したページから始まります。アラビア語やヘブライ語のシートも右から左のレイアウトが維持されます。1回のリクエストで最大10ワークブック、合計300 MBまで対応し、各ワークブックはページレイアウトが崩れないPDFとして1時間後にサーバーから削除されます。
得られるもの
- ラベルと値が一緒に表示されるページ
- 文字が本当に読める最小限のページ数(ページ数だけを優先しません)
- シートごとに選ばれるページの向きと、すべてのページで繰り返されるヘッダー行
- 自分で罫線を引いていない場合のみ追加されるグリッド線
- 独自の印刷設定がある場合は、そのまま正確に反映
- 1回のリクエストで最大10ワークブック・300 MB、1時間以内に削除
次にできること
テキスト文書やプレゼン資料は別の方法で処理され、それぞれ専用ページがあります:WordからPDFへ変換はフォントの再現性に特化し、PowerPointからPDFへ変換はスライドサイズを重視します。成果物をアーカイブしたい場合は、PDF/Aに変換をご利用ください。もし作成したPDFが大きすぎる場合は、PDFを圧縮で容量を減らせます。