PDF圧縮の仕組み
多くの圧縮ツールは、ドキュメント全体を一から作り直します。そのため、テキストがぼやけたり、フォントが置き換えられたり、テキストを選択できたページが画像になってしまうことがあります。MiniPNGでは違う方法を採用しています。画像とフォントのみを書き換え、テキストやベクターアートワークはバイト単位でそのまま残します。これにより、元のまま読めて検索・印刷もできる、はるかに小さいファイルが得られます。
画像は実際に使われているサイズにリサイズ
ファイルサイズの大部分はここにあり、多くのツールが間違えるポイントです。幅4000ピクセルの写真をページ上で2インチ幅に配置すると、1インチあたり約2000ドットもの情報を持ち、どんな画面やプリンターでも使いきれません。MiniPNGは各画像がページ上で実際に占めるスペースを測定し、それに合わせてリサイズします。従来のツールはすべての画像に同じ数値を適用するため、ページ全体を埋める写真は台無しになり、小さな画像は無駄なまま残ります。
繰り返し使われる画像は1回だけ保存
レポートの全40ページにロゴが表示されている場合、通常は40回も保存されています。MiniPNGはすべての画像を指紋認証し、1つだけ保存して各ページから参照します。この方法だけで、349 KBのレポートが16 KBまで減少した例もあります。
すべての画像に最適なエンコーディングを適用
写真はJPEGでエンコードします。スクリーンショットや図表、ロゴなどのフラットなアートワークは完全にロスレスで保持します。なぜなら、こうした画像をJPEGにすると輪郭がぼやけるだけでなく、逆にファイルサイズが大きくなることが多いからです。白黒スキャンは元のエンコーディングのまま維持します。これが最も効率的です。
フォントは実際に使われた文字だけに削減
PDFは、ドキュメントで40文字しか使っていなくても、フォント全体を埋め込むことが一般的です。MiniPNGは実際に使われている文字だけを残し、残りは削除しますが、フォント自体は埋め込んだままなので、どの端末でも見た目は変わりません。画像が一切ない税務フォームでも、この工程だけでファイルサイズが27%削減されました。
ファイル構造をクリーンアップ
参照されなくなったオブジェクトを削除し、ドキュメント内部の構造も圧縮。Fast Web Viewに対応したファイルに書き換えることで、ダウンロード中でも最初のページがすぐ表示されます。
圧縮レベルの選び方
| レベル | おすすめ用途 |
|---|---|
| Extreme — 画質より圧縮率重視 | メールやメッセージアプリで送信する場合など、画像の細部よりファイルサイズが重要なとき |
| Recommended — バランスの良い画質と圧縮 | ほとんどの用途に最適なデフォルト設定。画像は画面上で鮮明なまま、大幅にサイズを削減 |
| Less compression — 高画質・低圧縮 | 印刷や長期保存を目的としたファイル向け |
この3つのレベルの違いは画像の処理方法だけです。テキスト、フォント、リンク、ブックマークはどのレベルでも同じ扱いです。
そのまま維持されるもの
- 選択・検索可能なテキスト — ページが画像化されることはありません
- 埋め込みフォント — サイズは削減しますが、削除や置き換えはしません
- 内部リンクとブックマーク — すべてのリンク先が正しく機能します
- フォーム欄や注釈 — 元のまま保持されます
- 元のファイル — 圧縮でサイズが小さくならない場合は、そのまま返却します